アキアジ釣りと言えば道東では網走の帽子岩が有名。
例年、9月に入れば連日釣り人が全国各地から集まる。
その帽子岩で、今年はアキアジ釣りが難しくなっている。
先日、目の当たりにした事をまとめてみた。
9月29日午前1時30分
帽子岩付近の空き地はもう車でいっぱいだ。
駐車スペースがほとんどない状態。
午前2時には大方の人が動き出し、場所取りなのか釣り場のテトラポットに向けて歩き出していた。
午前3時頃には釣り場は人で埋まり、みんな竿を振っている様子だった。
私は立入禁止区域に入らず砂浜で釣りながら様子をうかがっていた。
同日午前7時頃
警察が登場した。
ミニパトに2人若い警察官が
「立入禁止場所です。速やかに出て下さい。」
と釣り人に注意して回っていたようだ。
釣り人は1人残らずあっという間にテトラポットからいなくなった。
皆警察には逆らうことなく、おとなしく指示に従っているようだ。
聞いたところ、前の週に警察に文句を言った釣り人が連行されたとの事。
釣り人の情報網でみんな知っている様子だった。
テトラポットから釣り人はいなくなったが、帰る人はほとんどいなかった。
30分ほどして警察官は帽子岩からいなくなった。
警察が消えると、1人また1人とテトラポットに向けて歩き始めあっという間にまた同じ状態に戻っていた。
1時間半後 9時頃
再び警察登場。
先ほどと同じように全員がテトラポットから車に戻る事となる。
帽子岩に釣りに行った事がある人なら知っていると思うが、釣り場から車まで戻るのに釣り道具一式をもってかなりの距離を歩かなくてはならない。
歩いて場所の確保と釣りの準備をするのに、10分から20分かかる。
1時間半で警察が見回りに来てしまえば、ほとんど竿を振る時間はないのだ。
昨年は週末でも警察がこんなに頻繁に来ることはなかったらしい。
今年は例年とは違い、警察の警備の他に警備員もいた。
この時点でも帰る人は殆どいなかった。
30分ほど駐車スペースをウロウロして警察官はいなくなったのを見計らい、また釣り人はテトラポットに向けて歩き始めていた。
11時頃
またまた警察登場。
戻ってくる釣り人にもさすがに疲れが見え始めていた。
そして今度はパトカーが2台来ていた。
私が丁度砂浜での釣りを一段落させ車に戻っていた時、後ろでかなり年配の男性が警察官に名前と住所を聞かれ車のナンバーも控えられていた。
この時点で何台かの車がアキアジ釣りを諦め帰って行った。
さすがに釣っている時間より歩いている時間の方が長いのは、精神的に堪えるのだろう。
しかし地方ナンバーの車はそこから離れようとせず車の中で待機していた。
遠くから来たのだから気持ちはわからなくもない…。
でも立入禁止だからしょうがない(涙)
12時30分頃
私は帽子岩の対岸にある道の駅の2階から、昼食を食べながら帽子岩の方を眺めていた。
すると帽子岩のテトラポットはまた釣り人でいっぱいになっていた(笑)
もう警察来ないのかなーなんて思っていたら、対岸の道の駅側から警察がスピーカーで
「いい加減にしてください!何回言われたらわかるんだ!」
と叫んでいた(笑)
かなり御立腹。
そりゃそうだもう何回も注意しているのだから…。
数分後対岸では警察官が現れ、あっという間にまたまた終了。
その時の帽子岩や駐車場の様子は解らないが、さっきの様にナンバーを控えられている車もいたかもしれない。
釣り人が竿を振れた時間帯
私が駐車スペースで確認したところ、深夜12時ごろから午前7時頃までは警察官や警備員が現れている様子はなかった。
この時間は戻ることなく釣りが出来ていたようだ。
ただ釣り人に聞いたところ、その日のその時間帯は殆ど釣果はなかったそうだ。
7時頃全体で10本ほど釣れ始めこれからだという時に警察官が登場したとの事。
深夜は、警察が来ることなく竿を振れるが釣れる確率は低いようだ。
それに真っ暗なテトラポットは危険だ。
釣れる確率が低いのにわざわざ危険な立入禁止区域に行くのはやめた方が無難だ。
網走漁港第四埠頭の様子
同日にせっかく網走まで行ったので、網走漁港第四埠頭を見に行ってみた。
アフリカから来た砂利が山積みで立入禁止になっていた。
今の網走はまるでアキアジ釣りの釣り人を拒む様に、第四埠頭だけでなく漁港内も立入禁止場所だらけだ。
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その日も第四埠頭横のオイルフェンスに数人いたが、漁港内でアキアジ釣りをしている人の姿はなかった。
網走に釣り場がないのはアキアジ釣り好きな人には悲しすぎる(泣)
まとめ
記事を読んでもらえば理解していただけたと思うが、1時間か1時間30分おきに警察官が来て釣りを辞めるように指示される。
網走漁港・帽子岩ともに落ち着いてアキアジ釣りをするのは難しい。
ただ網走漁港の第6埠頭は車両進入禁止ではあるものの、少し歩けばテトラポットで釣る事が出来ているとの事だ。
釣果の方はイマイチだが、今年は何処の釣り場でも運が良くない限り爆釣しているところは少ない。
せめて網走漁港第四埠頭が早く解放されることを願いたい。
基本的に立入禁止場所は危険な為立ち入ってはいけない。
マナーを守って釣りを楽しみたいものだ。