2018年4月1日、俳優の坂口憲二さんが
難病の「突発性大腿骨頭壊死症」
の治療に専念するため5月いっぱいで所属事務所を退社し、芸能活動を無期限で休止すると公表されました。
実は坂口さん2012年から右股関節に痛みを感じ始めたそうです。痛み止めを飲みながら舞台や撮影を乗り切っていたと全く感じさせない演技にプロ根性を感じます。
2015年には手術を行いずっとリハビリを継続してきましたが、回復には至らず今回の決断に至ったようです。
坂口さんは所属事務所を通して
「いつまた悪くなるかわからない状態でいざ仕事となったときに自分の力をセーブしながら続けるのも困難だと考え、この度の結論に至りました」
と語られました。
病状が悪化したときは松葉杖を使用しなくてはならない状態の時もあったとの事……。
プロフィール
名 前:坂口 憲二
生年月日:1975年11月8日
出 身:東京都
身 長:185cm
血液型 :A型
出身校 :明治大学付属中野高校
結 婚:2014年に一般女性と結婚・子供は2人
父は元プロレスラーの坂口征二さん(76)・兄はプロレスラーの坂口征夫さん(44)。
坂口さん主演「医龍」シリーズでの白衣姿がとても素敵で毎回楽しみにしていました。
「とっぱつせいだいたいこっとうえししょう」と読みます。
股関節の赤く囲ってあるボール状の骨が大腿骨頭で、この一部分が血流の低下によって血が通わなくなり、骨組織が壊死する状態に陥ってしまう難病です。
壊死する事で骨がつぶれて痛みが伴ってしまいます。
日本全国で1年間の新規患者数は2000人~3000人です。
患者層は30~50歳代と働き盛りの年代に多い傾向があります。
世界中で研究されていますが原因は詳しくわかっていません。
ステロイドという薬を大量に投与してきた人や、アルコールを多飲してきた人に発生頻度が上がるという研究結果もあるようです。
しかしその様な誘因がなくとも発症する事もあります。
現在までではっきりわかっているのは、大腿骨頭への血流が途絶えて壊死してしまうという事だけです。
遺伝性なのかという点でも今のところはっきりしていません。
この難病は病状が出た時にはすでに大腿骨頭の壊死が始まっていることが多く、突発的に起こるので予防も難しい病気のようです。初期の痛みは安静にしている事によって、2~3週間で軽減してしまうのでなかなかその時点で病院にいく事が少ないのも、病気の発見を遅らせる原因の一つになっているのかもしれません。
手術後数年で正常な骨が再生されるそうです。
数年後、彼はきっと難病を克服して更に素晴らしい演技を見せてくれる事でしょう。